全日本空輸(ANA)は12月14日、東京/成田〜深セン線を開設した。
当初は東京/羽田〜深セン線として、3月29日に就航予定だったものの、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で成田発着として運航を開始した。月曜の週1便を、ビジネスクラス40席、プレミアムエコノミークラス14席、エコノミークラス192席の計246席を配置したボーイング787-9型機で運航する。ANAの中国路線は、東京/成田〜上海/浦東・広州・青島線についで4路線となる。
3月の東京/成田〜ウラジオストク線の開設以来、約9ヶ月ぶりの新規就航路線となった。日本からは出張、中国からは出張と旅行での旅客利用を想定する。貨物は日本発が電子部品・自動車部品、中国発はスマートフォンやタブレットなどの電子機器の日本・アメリカ向けの需要が期待できるとしている。
初便となる、東京/成田発のNH931便は、定刻より17分早い午前8時38分に出発。乗客はビジネスクラス9名、エコノミークラス4名の計13名だった。折返しとなる、深セン発のNH932便は130名強の予約が入っているという。
中国路線は、中国政府による五個一政策により、3月29日から各社週1便1路線のみの運航が認可されている。6月8日からは、3便連続でPCR陽性者がゼロの場合に防疫処理能力の範囲内で増便を認めるほか、感染抑制が図られ低リスクと判断される場合、条件を満たす国の増便も認めるとしていた。
■ダイヤ
NH931 東京/成田(08:55)〜深セン(13:05)/月
NH932 深セン(14:35)〜東京/成田(19:25)/月
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