成田国際空港は11月26日、2021年3月期の中間連結決算を発表した。
営業収益は332億円(前年同期比73.8%減)、営業費用は638億円(同34.5%減)となり、営業損失は306億円、経常損失は301億円で、424億円の純損失を計上した。新型コロナウイルスの影響を大きく受けたことによるもので、営業損失、経常損失、中間純損失の計上は民営化以降初めて。
航空機の発着回数は4.8万回で9期ぶり、航空旅客数は136万人で6期ぶりに前年同期を下回った。旅客施設使用料収入、物販・飲食収入、構内営業料収入も減少した。空港関連事業者には各種減免措置を実施している。
通期業績は、営業収益は683億円(前期比71.2%減)、営業費用は1,335億円(同32%減)、営業損失は651億円、経常損失は654億円となり、783億円の最終損失を計上することを予想している。