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全日本空輸(ANA)は感染症拡大防止に関する取り組みの一環として、羽田空港の自動手荷物預け機「ANA Baggage Drop(ABD)」に、画面に触れることなく操作できる非接触センサーを設置した。11月9日から27日まで実証実験として運用する。
実証実験では、保安検査場A付近のABD15台のうち1台の操作パネルに沖電気工業(OKI)製の赤外線タッチレスセンサーを設置。パネル近くで指を動かすだけで画面を操作できる。ANAによると、同社の国内線において空港の設備に非接触センサーを導入するのはこれが初めてだという。感染症拡大防止に関する取り組みの一環として、非接触で従来通りの操作品質を確保できるか検証する。
一方、同様に画面操作が必要な自動チェックイン機については、オンラインチェックインやSkiPサービスの利用を促進していることから、現段階では非接触センサーの導入は見送られた。
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▲非接触センサーを取り付けたABDの操作パネル(右側)。左側は従来のもの
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▲保安検査場A付近の左から2番目のABDに設置されている
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