中国企業・500ドットコムによる、日本での統合型リゾート(IR)事業参入に絡む汚職事件で逮捕された衆院議員・秋元司被告と共謀し、贈賄側の2人の元被告に虚偽の証言を求めた、組織犯罪処罰法(証人等買収)違反で起訴された、2人の被告に対する初公判が11月2日午後に開かれた。共同通信によると、起訴内容を認めた。
この事件では8月4日、500ドットコムの元顧問・紺野昌彦元被告に現金1,000万円から2,000万円の提供と引き換えに虚偽の証言を依頼したとして、東京地検特捜部が淡路明人被告と佐藤文彦被告を逮捕、起訴している。秋元被告は再逮捕され、保釈金は没収されている。
7月22日に沖縄県那覇市内のホテル最上階のバーで、佐藤被告が紺野元被告に対して、現金の提供をもちかけている様子が、本誌や毎日新聞などに、写真や動画とともに報じられていた。