茂木敏充外務大臣は6月4日午後、ニュージーランドのウィンストン・ピーターズ副首相兼外務大臣と電話会談し、両国の協力関係を確認した。
会談は約15分間に渡って行われ、新型コロナウイルスを巡る両国の状況について意見交換を行い、感染拡大防止とともに、今後の経済回復が両国にとって重要な課題であり、協力していくことを確認した。また、必要な人材の往来を再開する可能性について、協議を進めていくことでも一致した。
ニュージーランドは、世界に先駆けて4月27日にロックダウンを解除。5月14日には警戒レベルを2に引き下げ、ほぼ全ての経済活動を再開した。国内総生産(GDP)の5.8%を占める観光業には、4億ニュージーランドドル(約280億円)の支援を決定している。
共同通信は6月1日、政府がタイ、ベトナム、オーストラリア、ニュージーランドからの入国制限を緩和する方向で検討に入ったと報じていた。