厚生労働省は、3月26日にシカゴから成田空港に到着した人に対して検疫強化の対応をすべきところ、通常の検疫で通過させたことを明らかにした。
誤って通過させたのは、全日本空輸(ANA)11便の乗員16人と乗客の一部である76人の計92人。乗客36人は乗り継ぎのため、対象外だった。時差計算を誤り、検疫強化の対象外であると誤認していた。
成田空港検疫所では、航空会社から乗客名簿を取り寄せ、乗員乗客に対し14日間の待機と公共交通機関を利用しないことを要請し、質問票と健康カードへ記入の上、返送を依頼するという。