武漢から帰国を希望する日本人を救援するチャーター便が、きょう1月29日午前8時40分過ぎ、羽田空港に到着した。
武漢の天河国際空港には、現地時間1月28日午後11時29分に到着。同29日午前4時57分に、日本人206人を乗せて出発し、羽田空港には同午前8時40分過ぎに着陸した。羽田空港到着時に利用したのは、第2ターミナルのサテライトで、一般乗客から隔離した。
日本政府からは、マスク約15,000個、手袋50,000双、防護メガネ8,000個、サージカルマスク2,000枚、個人用防護服セット50セットなどを提供した。東京とも個人用防護服セットを、中国側に提供した。
機内で検疫、問診の結果、4人に発熱やせきなどの症状がみられた。さらに、到着後に空港で待機中に吐き気の症状がみられた1人を合わせた5人が、医療機関に搬送された。
症状がなかった人のうち、同意が得られた199人は医師による問診が行われ、191人には特段の症状は認められなかった。同意が得られなかった2人は、検疫官が自宅まで送り、定期的に健康状況を観察する。8人には発熱や咳などの症状がみられ、頭痛の1人を除く7人が入院する。約140人は、勝浦ホテル三日月で経過観察のため滞在する。
武漢から帰国を希望している人は約640人で、3便を運航する計画。