エイチ・アイ・エス(HIS)は、8月から10月までの2019年第4四半期の決算発表で、香港と韓国への送客数が、前年同期比で2桁減になったことを明らかにした。
8月から10月の送客数は、前年同期と比べて、香港は56.1%減とほぼ半減、韓国は13.1%減だった。一方で、シンガポールが16.5%増、グアムが34.7%増と健闘した。
香港は相次ぐデモ、韓国は日韓関係悪化の影響を受けた。シンガポールはシンガポール航空が2018年末に羽田発深夜便を増便するなど、供給座席数が増加するとともに、弾丸旅行がしやすくなった。グアムは2017年夏から秋にかけて、北朝鮮によるミサイル攻撃の懸念が高まり、2018年秋にかけて多くの航空会社が路線を縮小していた。その後は懸念が和らぎ、増便や機材の大型化が進んでいる。
エイチ・アイ・エスでは、通期での業績への影響は軽微であるとしている。
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