大阪府と大阪市は、大阪・夢洲地区特定複合観光施設設置運営事業コンセプト募集に関する応募状況と総評を公表した。
応募企業は、MGMリゾーツ・インターナショナルとオリックスの企業連合、ギャラクシー・エンターテインメント・ジャパン、ゲンティン・シンガポールの3社だった。
両者は、「オーシャンフロントの立地や眺望、広大な土地を活かした施設配置、アイコニックなデザインの建築物等、大阪の新たなランドマークとなりうる魅力的なコンセプトが各社から提案された。」、「大阪IR基本構想(案)で示している想定事業モデルにおける投資規模(9,300億円)を上回る提案がなされるなど、十分な参画・投資意欲が確認できた。」と評した。
項目ごとでは、会議場全体で12,000人以上が収容できる国際会議場、展示面積10万平方メートル以上の展示等施設、多様なニーズに応える3,000室以上の宿泊施設、バスアクセス拠点、大阪の食文化などが味わえるレストランやショッピングモールなどの設置提案があった。
懸念されるギャンブル依存症については、既存施設での取組内容の提示に加え、現段階で想定している積極的な依存症対策への取組方針を各社が示した。