JR北海道は、建設中の北海道新幹線新函館北斗〜札幌間について、最高時速を320キロとする計画を発表した。5月13日に国土交通省に要請しており、今後、建設主体である鉄道・運輸機構と実施に向けて調整を行う。
これまでの計画では、同区間の最高時速は260キロとされていた。速度向上工事として、トンネル区間の約170キロメートルで約30箇所のトンネルにおける緩衝工の延長を行い、それ以外の約42キロメートルのうち約30キロメートルの区間で防音壁のかさ上げと高架橋の強化を行う。追加工事費は約120億円で、JR北海道が負担する。同社は、速度向上による時間短縮効果は5分程度としている。