キャセイパシフィック航空は、機内で提供するカトラリーやワイングラス、シャンパンなどを持ち帰っている、客室乗務員の懲戒処分を検討していることがわかった。
サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、これらは「長い間非公式の特典として扱われてきた」といい、最も人気のあるものは、機内で提供しているハーゲンダッツの小さなカップだといい、自宅の冷蔵庫に保管していることが知られているという。規則では、飛行機から飲食物の持ち出しは禁止されているものの、未開封のアルコールなどの例外もあるという。
キャセイパシフィック航空では、従業員に対して降機時に持ち物検査を行うとして警告していた。ペンやナッツなどの少額のものも含めて例外なく、懲戒処分に対象となるという。
キャセイパシフィック航空の2018年度の決算は、約333億円の黒字を計上し、苦しんでいた赤字からようやく脱出した。格安航空会社(LCC)などとの競争や、燃油の高騰、為替変動などの要因による不安定要素もあり、コストの削減に取り組んでいる。
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