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外務省は、5月6日から6月4日頃にかけて、イスラム教のラマダン月とラマダン明けの祭り(イード)に当たり、近年、世界中でラマダン月やその前後に多くのテロ事件が発生していることから、広域情報を発出して注意を呼びかけている。
ラマダン期間中、イスラム教徒は日の出から日没まで断食を行う。ラマダン終了後の約3日間はイードと呼ばれる祭りが行われる。ラマダン月の期間は、目視による月齢観測に依拠するため、日程は直前に変更されることがある。
特にイスラム過激派組織のISIL(イラク・レバントのイスラム国)などは、過去、ラマダン月にテロを呼びかける声明を出している。2018年には、インドネシア、フランス、ベルギーなどでテロ事件が発生している。最近は爆弾や銃撃に加え、車両やナイフなどの身近なものを使用して不特定多数を殺傷するテロも呼びかけられている。
イスラム教徒の集団礼拝日である金曜、観光施設やイベント会場などの標的隣りやすい場所を訪れる際には注意が必要となる。最新の関連情報の入手に努めるよう求めている。