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国内LCC初の機体、きょう退役 ピーチ初号機がラストフライト




ピーチは、初号機であるエアバスA320型機(機体記号:JA801P)を、きょう5月3日をもって退役させた。



2011年11月にフランス・トゥールーズで引き渡された機体で、同月10日午前9時に関西国際空港に到着。翌2012年3月1日のピーチの運航開始と同時に運航を開始した。就航の際には一般公募で「Peach Dream」と名付けられ、1年間に渡って機首部分に記していた。運航終了を前にした4月27日には、「Peach Dream」の文字を新たに貼り付けて運航を行っていた。



運航期間は約7年半で、飛行時間は20,700時間以上、総飛行距離は地球325周分にあたる約1,300万キロ。飛行回数は13,883回で、就航から数えると1日平均5フライトしていた計算になる。約207万人の乗客を運んだ。今後、リース会社へのリースバックの準備が行われ、6月上旬にも空輸する。



運航最終日となった5月3日には、大阪/関西発沖縄/那覇行きのMM225便、沖縄/那覇発大阪/関西行きのMM226便、大阪/関西発福岡行きのMM157便に投入し、最終便は福岡発大阪/関西行きのMM158便となった。最終便には乗客172名が搭乗し、就航初日に乗務したパイロットと客室乗務員の計7名が乗務した。



きょう運航した4便では記念ステッカーを配布し、最終便では裏面に機長のサイン入りものを、井上慎一代表取締役CEOが配布した。機内では特別なアナウンスも行われた。





ピーチは、国内初の格安航空会社(LCC)として、2012年3月1日より運航を開始。当初の機体数は2機で、初号機は国内LCCの初便として運航した。初号機のラストフライトの到着時には、札幌/千歳から到着した2号機(機体記号:JA802P)と並ぶシーンもみられた。



現在、ピーチは25機のエアバスA320型機を保有しており、退役させる機体は初めてとなる。今後、バニラエアからの移管機材や新機材の導入などにより、2020年度以降に50機体制となる見通し。

















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