日本航空(JAL)はきょう5月1日、新元号「令和」の幕開けを祝うセレモニーを羽田空港で実施した。
セレモニーは5月1日にちなんで「祝賀フライト」と銘打たれた、東京/羽田発札幌/千歳行きのJAL501便の出発に合わせて行われた。あいさつに立ったJALの屋敷和子東京空港支店長は、「令和」の出典となった万葉集梅花の歌三十二首の序文に触れ、「私の名前にも和らぐという意味の『和』がついている。新元号の令和が発表された際、私も大変嬉しく、誇らしい気持ちになった」と新元号への思いを語った。そして、「皆様にとっても新しい時代が希望に満ちた素晴らしい日々となるよう、心よりお祈り申し上げる。そしてこのフライトが思い出深いフライトとなるよう、乗務員はもちろん、私共羽田空港スタッフ一同、心を込めて安全で快適なフライトを提供する」と述べた。
同便を担当した客室乗務員は、青戸和美さん、秋元和香菜さん、浅沼和恵さん、西和音さん、松原令実さん。全員の名前に「令」または「和」の字が入っている。また、同便の乗客には記念品として、祝賀フライトの搭乗証明書と和鶴の折り紙が配られた。和鶴の柄には日本伝統の吉祥文様である七宝文様を採用した。
このほか、国内線ファーストクラスではきょう5月1日限定で、改元記念の饅頭が提供される。