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ロイヤルブルネイ航空はきょう3月15日、東京/成田〜バンダルスリブガワン線を開設した。
ロイヤルブルネイ航空は1974年に設立したブルネイのフラッグキャリアで、1975年5月に運航開始した。日本へは1994年から大阪/関西〜バンダルスリブガワン線で乗り入れていたものの、1998年に運休。今回、約20年ぶりの日本路線定期便就航となった。
水・金・日曜の週3便の運航で、バンダルスリブガワン行きのBI696便は東京/成田を正午に出発、東京/成田行きのBI695便はバンダルスリブガワンを午前0時35分に出発。6月3日からは月曜を加え、週4便とする計画だ。機材は2018年に導入したエアバスA320neo(ビジネスクラス12席、エコノミークラス138席)を使用する。
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初便出発に合わせ、成田空港では就航記念の式典が実施された。開式に先立ち、ブルネイの国境であるイスラム教に則った安全運航祈願を行った。
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その後、あいさつに立ったロイヤルブルネイ航空のカラム・チャンドCEOは、「20年ぶりに日本〜ブルネイ間の直行便が復活した。両国の観光・通商発展の一助となるとともに、両国の絆をより強固にするものと思う。2018年は5,400人だった日本からの旅行客を、2021年までには18,000人まで増やしたいと考えている」と期待を込めた。また、この日投入された機材(機体記号:V8-RBD)について、「ブルネイの観光を象徴する塗装を施した特別塗装機」と説明し、「機内ではエアバスA320neoの新しいキャビンや、1,000種類以上のプログラムのIFE(機内エンターテインメント)、世界トップクラスのクルーによるおもてなしもご堪能いただける」と、居合わせた空港利用客に向けてアピールした。
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式典後、24番ゲート前ではBI696便の利用客がロイヤルブルネイ航空スタッフらと記念撮影をする様子が見られた。
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▲機体右側にはウル・テンブロン国立公園の風景が描かれている。
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ロイヤルブルネイ航空によると、初便の予約数は東京/成田発のBI696便がビジネスクラス5名、エコノミークラス117名。バンダルスリブガワン発のBI695便はビジネスクラス5名、エコノミークラス127名だった。
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■ダイヤ
BI696 東京/成田(12:00)〜バンダルスリブガワン(17:25)/水・金・日
BI695 バンダルスリブガワン(00:35)〜東京/成田(07:30)/水・金・日