ロシア極東地域に入国する日本を含む外国人を対象に、2017年8月より提供している電子ビザで、移動制限を緩和する検討に入ったことがわかった。
電子ビザによって、事前にウェブサイト上からパスポート情報などを入力し、申請することで、ウラジオストクなどの対象の空港や港湾から入国できるようになった。一方で、入国と出国は同一の空港や港湾である必要があるほか、入国した連邦構成体内に移動が制限されており、周遊が難しかった。
ロシア下院に2月15日、これらの制限を緩和する法案が議員立法で提出され、ロシア極東の全域が周遊できるようになるほか、入国と出国を範囲内の別の空港や港湾であっても認めるようになる見通し。時期は未定であるものの、JETROによると、関連省庁や与党の支持は得ているという。