国土交通省は、平成29年度の東京圏鉄道路線の遅延状況をまとめ、発表した。
東京圏(対象路線45路線)における1か月(平日20日間)当たりの遅延証明書発行日数では、中央・総武線各駅停車(三鷹~千葉)が19.2日、宇都宮線・高崎線(上野~那須塩原・神保原)が19.0日、中央快速線・中央本線(東京~甲府)が18.8日と、JR東日本の路線の遅延が目立った。私鉄では、東急東横線が15.1日、地下鉄では東京メトロ千代田線で18.4日が最も多かった。
小規模な遅延(10分未満)は、97%が利用者に関連するものなど部外原因となっている。大規模な遅延(30分以上)は、車両・施設の故障など部内原因と災害原因が全体の5分の1、自殺や線路立ち入りなどの部外原因が77%を占めている。