タジキスタン航空は1月10日までに、全便の運航を停止した。
タジキスタン航空はタジキスタンのドゥシャンベを拠点にする国営航空会社。モスクワやエカテリンブルク、ノヴォシビルスクなどロシアの13都市に就航していた。現地メディアによると、全従業員に無休での休暇に入るよう通告したといい、ロシア行きの航空券を購入済みの乗客には、タジキスタンのソモン航空が輸送する。
今後、破産もしくは政府などの資本投入による救済が行われる見通しで、救済が行われる場合には従業員は職務に復帰することになる。これまでにも経営不振や債務超過が度々指摘されており、税金の減免などが行われている。中古機の購入価格が不当に高額であることなどの疑惑も浮上しており、政府は民営化も視野に入れていた。