6月17日に発生した東北新幹線「はやぶさ21号・こまち21号」の停電についてJR東日本は、同列車12号車のパンタグラフ周辺に何かがぶつかった痕跡とショートした痕跡が発見されたと発表した。
東京発新青森・秋田行き「はやぶさ21号・こまち21号」は6月17日午後1時56分頃、仙台~古川間を走行中に一時的な停電が発生し、非常ブレーキが動作したため緊急停車。このため同列車は仙台以北が運休となり、東北・山形・秋田の各新幹線はその後午後7時40分まで約6時間にわたり運転を見合わせた。JR東日本によると、約15,000人が影響を受けた。
JR東日本が車両を調査したところ、車両のパンタグラフ下部の碍子に血痕のような付着物や多数のショートした痕跡が見つかった。また、停電の発生箇所付近では鳥の死骸が発見されており、停電との因果関係の調査を行っているという。