オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)は、エミレーツ航空とカンタス航空のパートナーシップの5年間の延長を承認に向けた草案を決定した。最終決定は3月の見込みで、両社は草案の決定を歓迎する声明を発表している。
2017年8月に両社は政府認可を条件として、共同事業の5年間の延長を決定している。また、オーストラリアからはドバイ、パース、シンガポール経由でイギリスやヨーロッパへの路線を展開するとしていた。
カンタス航空は、シドニー〜ドバイ〜ロンドン線のエアバスA380型機での運航をシンガポール経由に切り替えるとともに、メルボルン〜シンガポール線をエアバスA330型機からエアバスA380型機へと大型化するとしていた。メルボルン〜ドバイ〜ロンドン線は、パース経由に変更することも発表している。両社は共同運航(コードシェア)により、ヨーロッパの33都市、オーストラリアとニュージーランドの60都市、アフリカと中東の14都市、アジアの2都市にネットワークを拡大している。これにより利用者は選択肢が増えるとともに、収益の増加が見込まれるという。
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