5月24日、前日の5月23日にフィリピンのドゥテルテ大統領がミンダナオ地域に対して発出した戒厳令の概要を発表した。
在フィリピン日本国大使館によると、5月23日に南ラナオ州マラウィ市内で発生した治安部隊と武装勢力との衝突や同市内の混乱、2016年9月にダバオで発生した爆弾テロ事件などを踏まえて、ドゥテルテ大統領が戒厳令の発出を決めた。対象となるのは、ダバオ市などの都市部とバシラン州、スールー州、タウィタウィ州を含むミンダナオ全域。7月22日まで、治安当局による令状なしでの身柄拘束が認められるほか、ミンダナオ島西部の南ラナオ州で夜間外出禁止令が施行される予定。
ミンダナオ地域のほか、マニラ首都圏、セブ、ダバオなどの都市部や外国人が多く渡航、滞在する観光地を含む全土でテロなどに十分注意する必要があるとして、在フィリピン日本国大使館では注意を呼びかけている。
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