7月5日、グループPSAジャパンはDSオートモビルの電動コンパクトSUV「DS 3クロスバックE-TENSE」に、フォーミュラEからインスピレーションを得たディテールを持つ特別仕様車「パフォーマンスライン」を設定した。税込車両価格は534万円。なお、このモデルは令和3年度CEV補助金の対象となっており、購入時は31万8000円の補助金が受けられる。
DSテチーター・フォーミュラEチーム由来のスポーティなエッセンスがDS 3クロスバックE-TENSEならではのフレンチラグジュアリーと融合
「E-TENSE(イーテンス)」は、DSオートモビルの電動化モデルを示すサフィックス(接尾辞)であり、そのテクノロジーのベースは次世代モータースポーツとして注目を浴びているフォーミュラEの「DSテチーター・フォーミュラEチーム」のテクノロジーに由来する。2019年、2020年フォーミュラE 2年連続ダブルタイトル(チームおよびドライバー)を獲得して得た技術と知見が、ステランティスにおけるPHEV、BEVなどの電動化テクノロジーの開発にフィードバック。いいかえるならDSオートモビルはグループの電動化の先鋒となっているわけだ。そして電気モーターによるほとんど無音ともいえる静粛性と動力性能は“ダイナミック・セレニティ(静謐なるダイナミズム)”というDSオートモビルのパフォーマンスコンセプトに相応しいものといえる。このたび登場した「DS 3クロスバックE-TENSEパフォーマンスライン」は、そんなフォーミュラEのレーシングマインドとの血脈を強く打ち出した一台だ。
内外装は、DSテチーター・フォーミュラEチーム由来のスポーティなエッセンスがDS 3クロスバックE-TENSEならではのフレンチラグジュアリーと融合している。エクステリアでは、フロントグリルのDSウイングのクロームとリアランプ下端をマットブラック仕上げとし、リヤガーニッシュをグロスブラックに。さらにオニキスブラックにカルマンのセンターキャップがアクセントとなる18インチの“MONZA”ホイールなど、異なる質感と表情を持つ黒を組み合わせスポーティでありながらエレガンスを感じさせる仕上がりとなっている。
ボディカラーはグリ ブラチナム×ノアールペルラネラと、ブラン パールナクレ×ノアールペルラネラの2タイプの2トーンを設定。
インテリアでは、ダッシュボードやドアトリムにアルカンターラをあしらいレーシーな雰囲気をプラス。シートは座面中央にカルマン(カーマインレッド)をアクセントカラーとした立体的なファブリックを採用し、サイドサポート内側をアルカンターラにして身体のホールド性を高めてスポーツ走行に対応している。さらにステアリングホイール、ダッシュボード、ドアトリムなどのステッチはパフォーマンスラインのイメージカラーであるカルマンとゴールドに統一し、特別感を演出している。
なお、車線内の任意の位置を設定できキープするDSドライブアシストなどのADAS(先進運転支援システム)や、FOCAL Electra HiFi 12スピーカー、ヘッドアップディスプレイなどの装備は、DS 3 クロスバックE-TENSEグランシックに準拠している。
●「DS 3クロスバックE-TENSEパフォーマンスライン」主要装備●DSオートモビル公式WEBサイト「DS 3クロスバックE-TENSEパフォーマンスライン」
・マットブラックDSウイング&リヤガーニッシュ
・PERFORMANCE Lineエンブレム(フロントドア/ダッシュボード/テールゲート)
・アルカンターラ/テップレザー/ファブリックシート
・アルカンターラ・ダッシュボード/ドアトリム
・専用ステッチ(カルマン&ゴールド)
・パーフォレーテッド加工革巻ステアリングホイール
・ブラックシーリングカラー
・フロントドアステップガード
・アルミペダル
・フロアマット
・18インチオニキスブラックアロイホイール
・Focal HiFiオーディオシステム
・DSドライブアシスト
・DSマトリクスLEDビジョン