古いクルマといえばパワーアシストなしの重たいステアリング、ヒーターしかない空調など現代の路上では不便を感じることが多い。しかし、それらはオーナーの創意工夫で解消することもできる。今回は旧ミニよりさらに古いモーリス・マイナーをDIYで近代化した例を紹介しよう。
外装で見つけられる改良点はホイール。純正だと14インチの80偏平と交換タイヤを見つけるのすら難儀する。そこでスペーサーを自作してBBSのアルミホイールを履いている。外径こそ14インチのままだが、このホイールにしたため185/60という一般的なサイズにすることができた。またギア比が合っていないこともあり、デフをMGミジェットのものに変更している。これで周囲のクルマを気にせず走ることができるのだ。
左リヤタイヤの前にはサイド出しに変更されたマフラーを見ることができる。このようにオーナー自ら手を加えて楽しむスタイルも、古いクルマの楽しみ方のひとつといえるだろう。