6月7日、トヨタとKINTOは、クルマを取り巻く技術革新が急速に進むなか、クルマの進化をタイムリーに届けしたいとの想いから、「人に寄り添って進化するクルマ」に挑戦し、そのスタートとして、ユーザー一人ひとりに合わせて最新のソフトウェアを反映させていく新商品「GRヤリス “モリゾウセレクション”」の取扱いを、サブスクリプションサービス「KINTO」にて開始したと発表した。
「GRヤリス “モリゾウセレクション”」は3年契約で月額5万4340円(税込)から利用可能
近年、トヨタはROOKIE Racing(※)と連携し、自動車開発のスピードを飛躍的に加速させてきた。トヨタ自動車の豊田章男社長もドライバー・モリゾウとして自らGRヤリスのステアリングを握り、国内屈指の耐久レースであるスーパー耐久シリーズに、ROOKIE Racingより参戦してきた。そこでは、様々なドライバーの走行データやフィードバックをもとに、分析と対策を通じたアップデートが繰り返して行われ、さらにその進化を各ドライバーにとってコントロールしやすくすべく、パーソナライズしている。
※マスタードライバー、レーサー、ラリースト、評価ドライバー、ジェントルマンなど、多種多様なドライバーが乗り、様々な目線の“技”と“心”で「もっといいクルマづくり」と「人材育成」を行うプライベーターチーム。トヨタとは「ROOKIE Racingからフィードバックを受け、車両開発に生かす」業務委託の関係。
ROOKIE Racingがレースで実践しているアップデートとパーソナライズをユーザーにも提供したいと考え、最適な組み合わせとして考えたのがKINTO。KINTOは「所有」から「利活用」へのユーザーニーズの変化にあわせ、「もっと気楽に楽しくクルマとお付き合いいただきたい」という豊田章男社長の想いから、2019年に開始した。契約後も付加価値を継続的に提供するという特徴を持っており、顧客にクルマを届けした後も「進化」を提供していくサービスとして最適であると、同社は考えた。
レース現場での「アップデート/パーソナライズ」と「KINTO」というふたつを組み合わせ、クルマを届けた後にも、最新のソフトウェアを反映し、同社はユーザーに寄り添って進化させていくことに挑戦する。ユーザーのクルマへ「進化」は以下の方法で提供される。
【タイムリーなアップデート(2022年春以降)】
・技術革新にあわせて最新のソフトウェアを反映し、クルマの「走る」「曲がる」「止まる」の基本性能を最適化
・GRガレージ各店舗(一部除く)にて提供
・具体的なメニューは2022年春頃に公開予定
・費用はKINTOの月額利用料に含む(一部有料メニューあり)
【ユーザーに合わせたパーソナライズ(検討中)】
・ユーザーの走行データをもとに、一人ひとりに合わせてソフトウェアをカスタマイズ。「人」に寄り添ったクルマの進化を将来的に目指す
このたびKINTOで取り扱いを開始した「GRヤリス“モリゾウセレクション”」は、GRヤリスRZ “High performance”をベースに、モリゾウやROOKIE Racingにちなんだデザインを随所に盛り込んでいるのが特徴。
ボディカラーはプラチナホワイトパールマイカ、エモーショナルレッドⅡ、プレシャスブラックパールの3色を設定。ホイールオーナメントやドアスイッチベースにROOKIE Racingのロゴが入るほか、シートステッチやコイルスプリング、ショックアブソーバーにはROOKIE Racingにちなんだ配色を採用。ウインドシールドガラスには “モリゾウ”のサインが入る。
月額利用料は下記のとおりで、KINTOで、3年契約・月額5万4340円(税込)から利用可能だ(表内の料金はディスプレイオーディオ(スマホ連携)パッケージ、追加オプション選択無しの場合)。