5月26日、ベントレー・モーターズはベンテイガのラインナップに新グレード「ベンテイガS」を追加設定したと発表した。これによりベンテイガは、既存のV8、ハイブリッド、スピード（W12）と合わせて4グレード展開となった。
48Vシステムを用いた世界初の電動式アクティブロールコントロールシステム「ベントレーダイナミックライド」を標準搭載
ベンテイガSは、敏捷性と個性的なルックスの追求により、スポーティなキャラクターを追求したグレードとして誕生。550ps/700Nmを発揮する4.0ℓV型8気筒ツインターボエンジンが搭載され、4.5秒の0-100km/h加速タイム、290km/hの最高速を実現する。
このエンジンスペックおよびパフォーマンスデータは既存のV8モデルと同じだが、ベンテイガSには48Vシステムを利用した世界初の電動式アクティブロールコントロールシステム「ベントレーダイナミックライド」を標準で搭載。このシステムは、0.3秒以内に最大1300 Nmのトルクで反応し、コーナリング時にタイヤのグリップを最大限に引き出し、クラス最高の安定性や乗り心地、卓越したハンドリングを実現する。
さらに既存のV8モデルと比べてスポーツモードを強化。同モード選択時は、エアサスペションの減衰力が15%増加し、専用セッティグされたESC（エレクトロニック・スタビリティ・コントロール＝横滑り防止装置）とベントレーダイナミックライドにより、ステアリングフィールやターンインでのレスポンスが向上。ボディロールのさらなる低減が可能となる。
内外装は「S」ならではのディテールが与えられた。エクステリアでは前後ライトにダークティント処理が施されたほか、Sバッジ、3種類の仕上げから選択できる専用デザインの22インチホイール、大型リヤスポイラー、スポーツエキゾーストフィニッシャーを採用。
4人／5人／7人乗りからシートレイアウトを選べるインテリアでは、ステアリングホイールやシフトセレクター、シート、アッパートリム、ヘッドライニングにアルカンターラを張るなど、S独特のスポーティな雰囲気を発散する。
