「絶好調〜!」は元巨人軍・中畑清のキャッチフレーズだが、北米マツダの21年4月にもあてはまりそうだ。販売台数は3万1117台で、前年同月と比べると約2.8倍という成績を残したのだ。
CX-5・CX-9・CX-30のクリーンナップが軒並み販売台数を大幅増
監督に「調子はどうだ?」と聞かれて「まぁまぁです」と答えたところ、その様子を見たコーチから「そんな答えでは試合に使ってもらえない、絶好調と答えろ」と叱られて以来、何を聞かれても「絶好調!」と答えるようになったという中畑清。
そんな豆知識はともかく、北米マツダの21年4月で特に絶好調だったのは、CX-5・CX-9・CX-30のSUVクリーンナップだ。北米マツダの最量販車種、4番バッターであるCX-5は1万4883台を売り上げ、前年同月比で185.1%増をマーク。脇を固めるCX-30は5532台で前年同月比273.0%増、CX-9は3188台で前年同月比194.1%増と、どちらも台数を大幅に増やすことに成功した。
見逃せないのは、マツダ3の躍進だ。期待の大型新人としてリリースされたものの、いまいち伸び悩んでいたマツダ3だが、21年4月は前年同月比154.3%増の3794台を販売した。21年モデルから250psの2.5Lターボがラインナップに加わったのだが、それが功を奏したのかもしれない。
ちなみに、新型コロナ禍になってから販売が伸びているMX-5ミアータ(日本名ロードスター)だが、21年4月の販売台数は1310台だった。20年4月が552台に対しては約2.4倍、新型コロナとは無縁だった19年4月が782台と比べても大幅に上回っているのだから驚きだ。
なお、CPO(認定中古車)の販売も好調で、6880台(前年同月比187%増)と、過去最高の4月の成績を達成している。
北米マツダ・車種別販売台数【2021年4月】
MAZDA3:3794台(+154.3%)
MAZDA6:1517台(+103.4%)
MX-5 Miata(ロードスター):1310台(+137.3%)
CX-3:893台(+146.0%)
CX-30:5532台(+273.0%)
CX-5:1万4883台(+185.1%)
CX-9:3188台(+194.1%)
トータル:3万1117台(+184.4%)
※( )内は前年同月比