4月30日、ダイハツのインドネシア現地法人アストラ・ダイハツ・モーター(ADM)は、DNGA海外展開の第二弾として、新型コンパクトSUVの「ロッキー」を同市場に導入したと発売した。
若年ファミリー層をメインターゲットに求めやすい価格で提供
新型ロッキーは、今年2月にマレーシアのプロドゥア社から発売した新型「アティバ」に続く、ダイハツの新世代クルマづくり「DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」による海外展開第二弾。アティバと同様、2019年に日本で発売したコンパクトSUV「ロッキー」をベースとしている。また、トヨタグループの新興国小型車事業の一環として、トヨタへOEM供給を行うとともに、約50カ国への輸出も予定している。生産はダイハツブランド、トヨタブランドともにADMのカラワン車両工場にて行われる。
新型ロッキーは、近年都市部を中心に2列シート車のニーズが高まるなか、若年ファミリー層をメインターゲットとした求めやすい価格の2列シートSUVとして、選択肢の幅をさらに広げる一台。現地での販売価格は約2億1400万ルピア〜2億2600万ルピア(約160万円〜177万円)とのこと。
日本で発売しているロッキーと同じく、SUVらしいアクティブなデザインや、小まわりの利くコンパクトなサイズ感と広い室内空間の両立を実現しているほか、インドネシアでダイハツが発売する商品としては初めて、予防安全装備「スマートアシスト(現地名アドバンスド・セーフティ・アシスト)」を導入。高まる安全・安心への要望に応えていく。また1.0ℓターボエンジンとD-CVTを搭載し、優れた環境性能や走行性能を実現するとともに、今後は1.2ℓエンジンも追加される予定だ。