
WRCで勝つための必須装備がターボ+4WD。それが一般的になったのが1980年代でもあり4WD技術の過渡期だったともいえる。先駆車スバル・レオーネを忘れかけてはいないか?

1970年代初頭のこと。東北電力から雪道でも走行可能な 4WDのレオーネが欲しいと要請されたことで、スバルは乗用タイプの4輪駆動車を開発。75年に世界で初めて乗用4WDの4ドアセダンをレオーネに加えている。
この当時はまだレバー操作によりFFと直結4WDを切り替える方式が採用されていたが、同時期に国産車初の快挙だったFFでのAT車も設定されている。いずれは4WDのATが実現するだろうと感じさせたものだが、これが現実になるのは2代目になった81年のこと。これまた国産車初の4WDのAT車だった。
4WDでATなんて今では常識だが、当時は前例がない。前後輪で変化する駆動力の差を、クラッチで切ることができないからATとの組み合わせは至難の技。そこで後輪トランスファーにクラッチを装備するMP-Tを新開発。
MP-Tが実現したから現在主流のトルクスプリット4WDも可能になった。偉大な技術なわけだが、今も憶えている人は多くないだろう。なにせレオーネがマイナーな存在だからだが、そこへ愛情を感じる若いオーナーがいた。
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