フォルクスワーゲンはこのほど、昨年9月に発表した新型電動SUVの「ID.4(アイディ.4)」が、「2021ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」に選出されたことを発表した。

ゼロエミッション走行による環境への配慮に加え、AR(拡張現実)技術を用いたヘッドアップディスプレイをはじめとする革新的な機能に賞賛

「ワールド・カー・アワード」は、世界24カ国の90名以上のモータージャーナリストが投票するもので、世界市場における最も革新的なクルマを選出するコンテスト。その年の一位に与えられるのが「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」で、2021年はフォルクスワーゲンの「ID.4」が選ばれた。



このたびの受賞を受けて、フォルクスワーゲンのラルフ・ブランドシュテッターCEOは次のようにコメントしている。

「ID.4が“ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー”に選出され、大変嬉しく思っています。なぜならば、このアワードは、世界で最も重要な自動車賞のひとつであるだけでなく、選考委員の方々が、素晴らしいアイデアや、素晴らしいチームを評価してくださったからです。ヨーロッパ、中国、米国における主要な市場にとって最初の“ID.”となるモデルは私たちの電動化攻勢を世界中で展開してくれます。素晴らしいアイデアから誕生した魅力的なクルマで“ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー”を頂戴できるのは大変嬉しい出来事です!」

選考委員は、ゼロエミッション走行による環境への配慮と、「ID.4」の革新的な機能を賞賛。例えば、革新的な拡張現実ヘッドアップディスプレイは、オプションで装備することが可能だ。この機能は、ナビゲーションシステムの進行方向を示す矢印をはじめとする重要な情報を、フロントウィンドウに投影。これらの情報は、車両前方の3〜10mの位置に、3次元映像が浮かんでいるように表示される。



これは、ディスプレイが実際の外界と完全に統合されていることを意味する。アダプティブクルーズコントロールまたはトラベルアシスト(オプション)が作動している場合、 ヘッドアップディスプレイは、一定の速度を超えると、「ID.4」の前を走る車両を明るく強調表示することにより、必要な車間距離を維持することができる。



さらに「ID.4」は、新しいデジタル化の基準も設定している。車両の各種機能は「OTA(over the air)」機能によって無線で定期的に更新され、新しい機能がインストールされる。この機能を今夏から提供するフォルクスワーゲンは、量販セグメントでOTA機能を提供する最初のメーカーとなる。これにより、車両は常に最新の状態に保たれる。

一方、フォルクスワーゲン・ブランドの開発を担当するトーマス・ウルブリッヒ取締役は、次のように述べている。

「“ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー”の受賞は、私たちの“ID.”チーム全体が、大きな成功を収めたことを意味しています。私たちは、世界で最も重要なコンパクトSUVセグメントで e-モビリティへの移行を開始し、日常走行における優れた使い勝手を提供するクルマを開発することに成功しました。私たちは“ID.3(アイディ.3)”および今後登場する“ID.”モデルとともに、量販マーケットにおける革新的なe-モビリティを、誰もが体験できるものにしていきます」



同社は今年、世界中で約15万台の「ID.4」を販売する予定。日本への導入にも期待が高まる。

●「ワールド・カー・アワード」におけるフォルクスワーゲンの受賞歴

・2009年:ゴルフ(ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー)

・2010年:ポロ(ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー)

・2011年:up!(ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー)

・2013年:ゴルフ(ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー)

・2021年:ID.4(ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー)

情報提供元 : MotorFan
記事名:「 フォルクスワーゲンの新型電動SUV「ID.4」が「2021ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」の栄冠に!