三菱自動車の中国における車両生産・販売合弁会社である広汽三菱汽車有限公司は、4月19日に開幕した「上海モーターショー2021」において、新型電動SUV「エアトレック」のデザインを公開した。
ASR(RVR)、アウトランダー、エクリプス クロスに続く第四弾として年内に中国市場に投入
新型エアトレックは、“Electric(電気自動車の電気)”、“Expanding(カーライフの「拡張」)”、“Expressive(三菱自動車らしさの「表現」)”という3つのキーワードからなる「“e”-cruising SUV」というコンセプトを元にデザイン。EVらしい先進的で洗練されたイメージとするとともに、フロントデザインコンセプト「ダイナミックシールド」に代表される一貫した三菱デザインアイデンティティを取り入れ、三菱自動車らしい力強い走りを表現するスタイリングが採用された。
同社でグローバルマーケティング&セールスを担当するジョン・シグノリエロ執行役は次のようにコメントしている。
「新型エアトレックは。自由に冒険をするという意味を込めたSUVです。また中国専用の電動車で、広汽三菱が現在販売する三菱ブランド4車種目として、年内に発売を予定しています。中国における電動車ラインナップを拡大し、持続可能なモビリティ社会の実現に向けて貢献してまいります」
●「広汽三菱汽車有限公司」概要
・設立/営業開始:2012年9月25日
・所在地:中国・湖南省長沙市
・資本金:19.47億元(広州汽車:50%、三菱自動車:30%、三菱商事:20%)
・工場生産能力:27万台/年
・敷地面積:本社(販売支社含む):93.4ヘクタール/開発センター:36.6ヘクタール
・従業員数:約3600名
・販売会社数:287社
・生産車種:ASX(日本名RVR)/アウトランダー/エクリプス クロス