アイシングループの光南工業が初の水素ステーション、「光南水素ステーション刈谷」を開所した。インフラ整備を通じクリーンエネルギー活用の促進と水素社会拡大への貢献を目的としたものだ。
アイシンの関連子会社である光南工業は脱炭素・循環型社会の実現に向け、日本水素ステーションネットワーク合同会社(JHyM)との共同事業で建設を進めてきた「光南水素ステーション刈谷」を、22日に開所した。光南工業としては、初めての水素ステーション開設となる。
アイシングループは、水素社会の拡大に向けて、これまでも家庭用燃料電池「エネファーム」などの製品の開発を進めてきた。今後は製品の開発のみならず、インフラ整備を通じたクリーンエネルギー活用を促進することで、脱炭素・循環型社会の実現を目指す。
また、光南工業を含め、刈谷市に本社を置く、豊田自動織機、デンソー、トヨタ紡績の4社は、通勤バスとして燃料電池バス「SORA」導入の準備を進めており、国や愛知県が推進する脱炭素・循環型社会の実現に向けた取り組みに、トヨタグループ各社と連携して貢献していく。
光南水素ステーション刈谷・概要
<開業時期>
2021年3月22日
<所在地>
愛知県刈谷市昭和町2丁目18番地
<設備仕様>
・オフサイト式の定置型ステーション
・供給能力 300Nm3/時間
・充填圧力 82Mpa
・ドライブスルー洗車機設