猛暑はライダーの天敵。夏を快適に乗り切るために、株式会社アールエスタイチは「リキッドウインド LIQUIDWIND」システム採用のライディングウェアを新開発。2021年4月から新発売。全国の二輪量販店でも一斉に販売開始される。酷暑でも快適で安全なライディングに期待できそうだ。
REPORT●由野歓子(YOSHINO Kanko)
取材協力●株式会社アールエスタイチ
「リキッドウインド LIQUIDWIND」
「リキッドウインド LIQUIDWIND」システムは、「専用冷却水」「冷却水を着衣に拡散させる専用アンダーシャツ」そして「送水ポンプとチューブ」の3つで構成されています。
冷却水は、清涼研究に強みを持ち男性化粧品ブランドとして良く知られている株式会社マンダムと共同開発された「ギャツビー リキッドウインドウォーター」を使用。
専用アンダーシャツに浸透させた冷却水が走行風により乾燥する時に生じる気化熱冷却作用を活用している。
スプレーポンプの操作により任意のタイミングで冷却水を断続的に送水することでアンダーシャツの表面温度上昇を抑えると言う。
冷却水はマンダム独自の「Kai-tech Air(快テックエアー)技術」によって、清涼成分(メントール)が配合され、ひんやり心地よい冷たさのキープが期待できそう。
リキッドウインド スターターキット.......6,050円
社内テストによれば、同システムの使用でライダーの胸部表面温度は未使用時との比較で、マイナス5.2°Cを実現したと言います。
35°C、湿度70%の室内実験にて、風速6m(走行20km/h相当)の風を当てた所、通常38.3°Cの胸部表面温度は、同システムを使用し冷却水を噴霧して測定すると33.1°Cまで低下したそう。
さらに高い速度域で走るバイクならば、さらなる清涼感が期待できると考えられる。暑さに負けない夏のライダーにお勧めできるアイテムとして興味深い新製品の登場です。