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【最高に運転が楽しいクルマ|ホンダ1300】7500回転で115psを発揮する空冷エンジンの加速感はモリモリモリ!(繁浩太郎)


かつてホンダの開発者として数々の名車を世に送り出してきた繁浩太郎さんは、「最近の車は優等生でつまらない」と語る。そんな繁さんが選んだ「運転が楽しいクルマ」はいずれも旧車ばかりだが、第1位はホンダ1300。最高出力を7500rpmで発生する高回転型・空冷エンジンを搭載した1台だ。




TEXT●繁浩太郎(SHIGE Kotaro)

今回のお題をいただいて考えてみると、近頃のクルマは安楽だけど、あまり楽しくないなと思いおこしました。




今のすべてのクルマが優等生的にNVHや速さ・安全性等、さらに社会性に配慮するという「同じコンセプト」で造られていて、均一化してきていることと、そもそも「運転の楽しさ」を本気で考えたクルマがないと思い当たりました。

第1位:ホンダ1300「この加速を味わえば、誰でもクルマは楽しいと思うはず」

クルマとしては、「馬鹿だな、こんなクルマ造って」という部類のクルマですが、ホンダ1300セダン4キャブ。




とにかく高回転型のエンジンで、低回転ではトルクがなく最低3000〜3500rpm回さないとスムーズに発進しない。




しかし、一旦走り出すとその加速は、「加速度的に加速」する。




どういうことかというと、今のクルマはかなりフラットなトルクなので、その加速はスピードだけでしか感じないのです。EVなんかもそう。




ホンダ1300のエンジンなどは、加速中にエンジンのトルクも上がりますから、スピードとトルク増が重なって、「加速度的な加速」になります。「モリモリモリ」なんです。




しかも、キャブレターの加速感、たまりません。環境団体からは怒られそうですが。




この加速を味わうと誰でも「クルマは楽しい」となります。




とにかく、エンジンの凄さとホンダということでベスト1。

1969年登場のホンダ1300の注目は、エンジンに尽きる。その車名が表すように1.3Lのエンジンは空冷で、4連キャブレター仕様は最高出力115ps/7500rpmという高回転型だった。

第2位:マツダ・カペラ「スルスルと滑るような加速はまさに風のごとし」

実は、こちらをベスト1にと思ったのですが、一応ホンダをたてました(笑)。ベスト2は「初代カペラ」です。




私は「カペラは風」と記憶していましたが、調べると「風のカペラ」というコピーで、いずれにしてもカペラの疾風のイメージに良く似合っていたので風で覚えていました。




最初の頃のロータリーの加速感は、様々なところで書かれていますが、とにかくレシプロエンジンとは異なり、飛行機のジェットエンジンのようで「スルスルスル」と滑るように加速し、レシプロエンジンの時代にそれは全く異次元でした。




しかもコスモのように如何にもというデザインでない普通のカペラ。




当時のロータリーエンジンは低回転ではトルクが低く回転とともにトルクも上がりますから「加速度的に加速」しますが、「モリモリモリ」など言っている暇なくあっという間にレッドゾーンを超え、さらに上に行こうとする。




びっくりしながらシフトアップしているとすぐにスビードが高次元に達し、まさにジェットの加速です。




全く異次元の走りで楽しさを超えて驚きの走りでした。

1970年に登場した初代カペラ。4ドアセダンとクーペ(写真)がラインナップ。12Aロータリーエンジンは最高出力120psを発生した。

第3位:フォルクスワーゲン・ビートル「運転を楽しく感じる要素が満載」

加速感もいいですが、やっぱり楽しいクルマとなるとビートルですね。12ボルトになってからのビートルは安心して楽しめます。




私も所有していました。シングルキャブでしたがボアアップをして、ダブルクワイエットマフラー、ローダウン、ピカピカエンジンと如何にも走りそうでしたがカッコだけでした。それがまた良かった。




ダブルクワイエットマフラーからの心地よいサウンド、ローダウンによる揺れ、路面にダイレクトなハンドリング、そのドラポジから流れる景色、など運転を楽しく感じる要素満載でした。




シートクッションがヘタっていたので、バラしてみると、金属バネとシート表皮の間には、ウレタンクッションでなく藁のようなものが詰まっていてどうしていいかわからず、ウレタンを薄く切って藁の上に何層かにして敷き詰めシート表皮でカバーしました。




フワフワのアメリカンシートになり中々快適で、さらに運転が楽しくなりました。

フォルクスワーゲン・タイプ1、愛称ビートルは1967年式から電装系が12V化された。エンジンは空冷の水平対向4気筒エンジンを搭載。

こうやって、楽しかったクルマを思い出すと、今のクルマはやはりつまらないヤツになってきていると感じます。




しかし、この楽しいという基準は人間の本能的なものに根差したものと思いますが、ひょっとすると過去の古い価値観なのかもしれません。




今では、クルマに楽しさなんて期待する人は減ったと思います。




しかし、クルマの新しい楽しさ基準を提供できれば多くの人がまたクルマは楽しいといってくれるかもしれません。




どうなれば楽しくなるのか???

『最高に運転が楽しいクルマ・ベスト3』は毎日更新です!




クルマ好きにとって、クルマ選びの際に大きな基準となるのは、


「運転が楽しいかどうか」ではないでしょうか。




とはいえ、何をもって運転が楽しいと思うかは、人それぞれ。「とにかく速い」「速くないけど、エンジンが気持ち良い」「足周りが絶品」などなど、運転を楽しく感じさせる要素は様々です。




本企画では、自動車評論家・業界関係者の方々に、これまで試乗したクルマの中から「運転が楽しかった!」と思うクルマのベスト3を挙げてもらいます。




どんなクルマが楽しかったか。なぜ楽しいと感じたのか。それぞれの見解をご堪能ください。




明日の更新もお楽しみに!
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