国内での発売が待たれる2021年モデルの新型ヤマハNMAX155 ABSは、生産国であるインドネシアやヨーロッパでリリース。ここでは豪華装備&15.4馬力エンジンの新型インドネシア仕様と、15馬力の国内仕様(現行モデル)の諸元や装備の違いを比較。新旧の違いを比べてみた。
REPORT●北秀昭(KITA Hideaki)
NEWモデル・ホンダPCX160の発売に伴い、国内でも新型のNMAX155 ABSが登場!?
新型NMAX155 ABSは国内仕様(現行モデル)にはない、豪華な装備がズラリ!
ヤマハNMAX155(インドネシア仕様/新型)......3375万ルピア ※日本円で約25万円(2020年1月29日現在のレートで換算)
ヤマハNMAX155(国内仕様/現行モデル)......38万5000円(消費税10%込)
新型はホイールベースを40mm短縮!外観・サイズ・足周りの違いをチェック
【ヤマハNMAX155 ABS(インドネシア仕様/新型)】
全長×全幅×全高:1,935mm×740mm×1,160mm
軸距 :1,310mm
最低地上高:124mm
シート高:765mm
車両重量:132kg
タイヤ:前110/70-13M/C 48P、後130/70-13M/C 63P
ブレーキ:前 油圧式Φ230mmシングルディスクブレーキ 後 油圧式Φ230mmシングルディスクブレーキ ※ABSは前後に装備
懸架方式:前 テレスコピック 後 ユニットスイング
フレーム:バックボーン
【ヤマハNMAX155 ABS(国内仕様/現行モデル)】
全長×全幅×全高:1,935mm×740mm×1,115mm
軸距 :1,350mm
最低地上高:135mm
シート高:765mm
車両重量:128kg
タイヤ:前110/70-13M/C 48P、後130/70-13M/C 57P
ブレーキ:前 油圧式Φ230mmシングルディスクブレーキ 後 油圧式Φ230mmシングルディスクブレーキ ※ABSは前後に装備
懸架方式:前 テレスコピック 後 ユニットスイング
フレーム:バックボーン
新型はホイールベースを40mmショート化して機動性や軽快感を高めている模様だが、ボディサイズは現行モデルとほぼ同じ(全高のみ45mmアップ)。装備を充実させたためか、重量は新型が4kg増。
ホイール径は前後13インチのまままで、前後のタイヤサイズも変更なし。フレーム形式や前後ブレーキにも大きな変化はないが、インドネシア仕様はリザーブタンク付きリヤショックを装備しているのが大きな特徴。
エンジンを比較!新型(インドネシア仕様)は15.4馬力、現行モデル(国内仕様)は15馬力
【ヤマハNMAX155 ABS(インドネシア仕様/新型)】
エンジン:水冷4ストロークSOHC単気筒4バルブ
排気量:155cc
ボア×ストローク:Φ58.0×58.7mm
圧縮比:11.6
最高出力:11.3kW(15.4ps)/8,000rpm
最大トルク:13.9Nm/6,500rpm
燃料タンク容量:7.1L
【ヤマハNMAX155 ABS(国内仕様/現行モデル)】
エンジン:水冷4ストロークSOHC単気筒4バルブ
排気量:155cc
ボア×ストローク:Φ58.0×58.7mm
圧縮比:10.5
最高出力:11kW(15ps)/8,000rpm
最大トルク:14Nm/6,000rpm
燃料タンク容量:6.6L
エンジン形式、排気量、ボア×ストロークは変わらず。インドネシア仕様の新型は、圧縮比を11.6に引き上げ、爆発力をアップ。最高出力は0.4馬力アップされているが、逆に最大トルクは0.1Nmダウン。スペック上、新型の燃料タンク容量は0.5Lアップ。
メーター、シート下収納スペース、メインキーを比較