デンソーテンが開発した、超小型EVに搭載される車両統合制御電子機器「VCU」が、トヨタ自動車が2020年12月25日より限定販売を開始した超小型EV「C+pod(シーポッド)」に採用された。
今回開発した「VCU:Vehicle Control Unit」は、車両の電源・駆動力制御・ボディ制御をひとつのECU:Electronic Control Unitに集約し統合制御を行うもの。物理的に集約することで、従来個別に搭載していたECUを合わせたものと比べて、体積約60%・重量約50%削減(小型・軽量)を実現するとともに、システムコスト低減にも貢献している。また、制御機器間の情報を通信でやり取りする従来の方式に比べ、より緻密な統合制御が可能。これらにより車両の電費向上にも寄与する。