東京オートサロンで毎年、インパクト大の車両で我々を楽しませてくれるトップシークレット。今年、オートサロンTVに持ち込んだのは3台のGT-Rだが、新色「キャンディゴールド」にペイントされたR35には思わず目を奪われてしまった。
2008モデルをベースに最新パワートレーン&コンピューターを移植した黄金のR35GT-R
トップシークレットのスモーキー永田さんといえば、世界一(!?)のスピード違反で知られる存在。1998年のこと、RB26DETT搭載のトヨタ・スープラをイギリスに持ち込み、現地メディアの取材のために0-300km/hアタックを敢行していたところパトカーに捕まり、300km/hオーバーで逮捕されてしまったというエピソードの持ち主だ。スモーキーという愛称も、バーンアウトして白煙を撒き散らしていたことが由来。とにかくやることもつくる車も豪快なのが、スモーキー永田さんなのである。
今回、オートサロンTVには3台のGT-Rを持ち込んだ。目玉は、こちらのR35GT-Rだ。
トップシークレットのデモカーといえばゴールドがお約束だが、新色は「派手にしてみました!」と永田さんが語るキャンディゴールドだ。確かに派手なのだが、上品さも感じられる不思議な色。シルバーの下地を塗って、その上に黄色いクリアを何回も塗って完成させたという。
新しい前後バンパーにも注目だ。ロングノーズだった既存のモデルのデザインを活かしつつ、ノーマルバンパーと同じ長さのショートノーズとなっているのが特徴。下面の高さも純正と同等に抑えられている。
エンジンも吸排気系チューンとブーストアップ程度だが、コンピューターは最新のものに置き換えられている。
今回のデモカーは車高もそれほど落とされておらず、普段乗りもしやすいストリート仕様となっている(色はちょっと目立つが…)。
白いR35GT-Rは、スモーキー永田さんの通勤カー。エンジンはブーストアップで600ps。最高速やサーキットも走れるよう、ブレーキも強化済み。
R32GT-RにR35のVR38DETTエンジン、ミッション、コンピューター、リヤサス、内装をインストールした「VR32GT-R」。