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2020年、MFi がもっとも感銘を受けた9個のテクノロジーを選出。そこから “テクノロジー・オブ・ザ・イヤー” が選ばれる! あなたもぜひ一票を投じてください!


毎年恒例の【MFi テクノロジー・アワード】。自動車をテクノロジーから読み解く雑誌Motor Fan illustratedが優れた自動車技術、そしてその技術を開発したエンジニアの皆さんを讃えるために創設したのが【MFi テクノロジー・アワード】です。自動車技術に詳しい識者、MFi編集部、MFi制作チームメンバーに加えて、MotorFan TECHの読者の皆さまにも投票いただくことにしました。“テクノロジー・オブ・ザ・イヤー” のノミネート9技術について、紹介をご覧いただいた後に「次ページ」で投票できるようなっています。ぜひ2020年に心に残った技術、注目に値する技術について一票を投じてください!

“テクノロジー・オブ・ザ・イヤー” とは……


2020年に実用化・製品化された技術で、いままでにない視点で開発された技術、実用化され自動車業界に多大な影響を与えたと思われる技術を選考対象しています。


選考過程はMFi 編集部と選考委員が2020年中に発表された自動車技術のなかからノミネートに値する9の技術を選出しました。


その、9のノミネート技術について紹介しますので、あなたの、もっとも評価する技術をひとつ選んで投票ください。




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01【トヨタ自動車】GRヤリスのGT FOUR四駆システム

WRCからのフィードバックを活用することでスポーツドライビングを積極的に楽しめる特性に


センターデフではなく電子制御多板クラッチ(ジェイテクトのITCC)によるカップリングを用いて、前輪/後輪のトルク配分を状況に応じて即座に制御。特筆すべきはリヤ側デフユニット減速比をフロントよりも小さくし、スリップを使ってトルク増幅効果を生み出すなどの機構により、「SPORT」モードでは前輪30%/後輪70%の配分を実現している点。一般的なFFベースオンデマンド式の上限である50%を超えた駆動力を後輪に伝え、FR的なハンドリングを可能とする。多板クラッチのフリクションプレートは耐熱性を考慮したカーボン製。

02【マセラティ】Nettuno副室燃焼のV6ターボエンジン

リッターあたり210psの最高出力を支えるノッキングタフネスを確保


完全新設計のミッドシップ・スーパースポーツMC20に搭載されるブランニューエンジンは、3.0ℓターボで463kW(630ps!)、730Nmという高出力を実現しつつノッキングを抑制するために、現在のF1のキーテクノロジーである副室燃焼(プレチャンバー)を採用した。気筒あたり2本の点火プラグを持ち、低負荷/低ブースト時はポート噴射で燃焼室の端に置かれたプラグで点火。高負荷運転時ではセンターに設けられた副室内で直噴による混合気にプラグがまず点火し、微細なオリフィスから火炎が吹き出すことでメイン室の混合気を瞬時に燃焼させる。

03【SUBARU】CB18型希薄燃焼のボクサーターボエンジン

全方位的な進化を遂げた第4世代となる水平対向ユニット


従来の1.6ℓ直噴ターボFB16型から排気量を1.8ℓに拡大しながら、ボアピッチを刷新してクランク全長で40mm、エンジン全長で44mm短縮化を実現。あわせて重量も約5kg軽量化した完全新設計エンジンで300Nmという最大トルクを発生しつつ、リーン燃焼やロングストローク化、オフセットシリンダー、熱マネジメントシステムの改善などで熱効率も高めている。リーン燃焼により発生する排ガス内のNOx浄化のためにNOx吸蔵還元触媒を搭載するなど、近年のガソリンエンジンで注目される新テクノロジーを満載したユニットだ。

04【本田技研工業】Honda e 後輪駆動EVプラットフォーム

3.0ℓ自然吸気エンジンに匹敵する大トルクのモーターを生かすレイアウト


既存のモデルとの共用ではなく、スモールEV専用として生み出された後輪駆動プラットフォーム。当初はFFレイアウトで開発がスタートしたものの、大トルクを発生させるモーターの利点を生かしたトラクション性能のさらなる向上と、欧州でのコミューターとして重視される小回り性能を高めるためにリヤモーター/リヤ駆動へと変更された。前引きステアリングにより操舵感を良くしつつ、内輪転舵角は約50度を確保し最小回転半径は4.3mと軽自動車並み。ストラット式リヤサスからの入力を受け止める部位には強固な環状骨格を形成し運動性を高めている。

05【トヨタ自動車】ビッグデータを活用した急アクセル時加速抑制

事故低減へのさらなる一歩を踏み出した新発想の予防安全装備


「障害物のない状況下」でのアクセル踏み間違い事故を防ぐシステム。実際の踏み間違い事故でアクセルペダルが全開で踏まれた状況を分析し、その踏まれ方の特徴をコネクテッドカーから得られたビッグデータと照合して、右折時や一時停止後などドライバーが実際に急加速を必要とする状況を除くことで踏み間違いを判定。「プラスサポート」という名称で2020年7月発売のプリウス/プリウスPHVから設定を開始。専用スマートキーで解錠するとシステムが起動し、障害物がない状況でも踏み間違いと判定すると加速を抑制し警告を行なう。標準スマートキーでは起動しない。

06【コンチネンタル】専用眼鏡を必要としない裸眼3Dディスプレイ

ますます増加するメーター内情報をより的確に認知するための提案


「パララックス・バリア」と呼ばれるわずかにオフセットしたふたつの異なる画像を投影し、これを左右の眼球がとらえることで裸眼でも3次元の画像を認識可能。ヒュンダイ・ジェネシスの大型SUVである新型GV80のインストゥルメントパネルに搭載されADASやコネクテッド機能の追加でより増加する情報を整理して表示することが可能となった。ドライバーの視線を検出し、頭部の位置に応じて投影デバイスの仔細なポジションを調整するためのインテリアカメラは、ドライバーの疲労度なども検知し、注意力が散漫化した際には即座に警告を発する。

07【SUBARU】アイサイトXの高度運転支援システム

全方位センシングの実現によって世界トップレベルの安全性と利便性を獲得


ステレオカメラの全面刷新と前側方レーダーや電動ブレーキブースターの採用で大幅に進化したレヴォーグの新世代アイサイトをベースに、自動車専用道路での安全性や快適性を飛躍的に高めた高度運転支援機能がアイサイトXだ。従来のGPSに加えて準天頂衛星「みちびき」などの信号も受信、3D高精度地図データを組み合わせて自車位置を把握し、カーブの曲率に合わせて適切な速度に制御するほか、ウインカーレバーの操作で車線変更も適切にアシストしてくれる。料金1手前では適切なタイミングで減速しETCゲートを通過できる速度に制御する。

08【トヨタ自動車】世界最高の塗着効率を実現した新型塗装機

環境負荷を低減するだけでなく塗装ライン全体のコンパクト化も可能


従来のエアスプレー式ではなく、静電気を活用した世界初の塗装機を開発。電気で塗料を静電微粒化し、静電気を帯びたこの粒子が車体に引き寄せられ塗着する。エアスプレー式では車体から跳ね返って飛散する粒子が多くなることが避けられなかったが、新型のエアレス塗装機ではこれを大幅に抑制。塗装の際に噴射した塗料に対して、実際に車体に塗着する塗料の割合で示される塗着効率をこれまでの60~70%から一気に95%以上まで向上させた。トヨタグループの塗装工程におけるCO2排出量を約7%削減できることが見込まれている。

09【デンソー】トヨタ新型MIRAIのSiCパワー半導体

電力損失の大幅な低減が見込める「夢の素子」を量産車に投入


一般的なシリコンよりも高温、高周波、高電圧環境での性能に優れるシリコンカーバイド(SiC)を、半導体の材料として使う昇圧用モジュールの量産を開始。2020年12月に販売が開始されたトヨタの新型燃料電池車MIRAIに採用された。デンソー独自の構造や加工技術により、シリコンを用いたこれまでの昇圧用モジュールと比較して体積は約30%低減し、電力損失は実に約70%も減らしている。今後の車両電動化におけるキーデバイスの材料として期待されているシリコンカーバイドの、厳しい車載環境下における信頼性を確保した意義は大きい。

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