BMW Motorradから登場したビッグ・クルーザー、R-18。1.8Lのボクサーツインエンジンをたっぷりと堪能した。
新規開発された搭載エンジンは、ボア・ストロークが107.1×100mmというショートストロークタイプの水平対向2気筒。排気量は1,802cc。
最大トルクは158Nmだが、2,000rpmも回せば常に150Nm以上をキープする出力特性に仕上げられているのもこのエンジンの魅力の一つだろう。
ホイールはフロント19、リヤ16インチサイズ。全長はホンダのゴールドウイングに肉薄する2,465 mm、車両重量は345kgと堂々としたスケールである。
さて、エンジンを始動する。ボクサーエンジンの左に傾こうとする挙動に最初は驚いた。走行中でもスロットルを開けると左へ、閉じると右へロールするのが、このR-18のキャラクターなのである。
そして、実際に乗って驚嘆したのはトルクの図太さ。エンジン回転をほとんど機にする必要なく、スロットルを開けるといつでも太いトルクが湧いてくる。
ギヤはトップで60km/hで流す時もエンジン回転は1,200rpmととにかく穏やかなのだ。
直進安定性、柔軟性に富むエンジンフィール等は、これまでのバイクの常識とは異なり、どこかクルマに乗るような感覚に近いかもしれない。
大谷翔平・野球ニュース