R35が大好きな編集部員・ナコの日記【女性編集者、R35を……買う?! 】。たくさん走ればガソリンも消費するわけで、当たり前だが給油という作業をせねばならない。さて最近の主流「セルフ」給油、皆さんはよくお使いになりますか? じつはワタクシ、何十年もクルマに乗っているのですが、一度も利用したことがないのです……。
ワクワクしたり、落ち込んだり、かと思えば気が大きくなったり……の、35(クルマ)購入への道程、ぜひ一緒に楽しんでください。
TEXT&PHOTO:生江凪子(Naco NAMAE)
PHOTO:Motor-Fan.jp / Special thanks:NISSAN
日産 GT-R R35が好きな、興味がある皆さま、こんにちは。【女性編集者、R35を……買う?! 】をご覧いただき、ありがとうございます。
今回のお題は、クルマのごはん処であるガソリンスタンドしかも「セルフガソリンスタンド」についてです。同じく未経験のかたはぜひご参考に、むしろセルフでしか給油したことない、というかたは「え? ナニをイマサラ」と、どちらのかたにもご笑覧いただけましたら幸いです。
だって、怖いじゃん
さてお気づきのかたも多いかとは思いますが、「オレの35」はかなりいろいろな場所へ出没しているものの、給油の話が出てきたのは前回のみ。なぜか。
GT-R R35のタンク容量は74ℓ。
主要諸元の性能の項目には
燃料消費率
WLTCモード :7.8km/ℓ
市街地モード :5.2km/ℓ
郊外モード :8.4km/ℓ
高速道路モード :9.4km/ℓ
と記載されている。WLTCモードを参考にしつつ、いろいろな走行状況を鑑み約8km/ℓと考えると、満タンで約590kmほど走れる計算になる。もちろんこのとおりにはいかないが、目安として増えることはあれど大きく下回ることはないだろう。
590km。瞬間的にココからココ! と脳内換算できる人は素晴らしいですが、私はあまり得意ではないので、同じように不得手なかたへ向けて場所で見てみましょう。
Motor-Fan.jp編集部のある東京・新宿区(東新宿駅)から590km走ると、兵庫県から明石海峡大橋を渡って淡路島まで行かれます。計算上は。それくらいの距離感です。ちなみに前回の長距離ドライブは、約350kmです。ご参考までに。
で、給油ネタが出てこなかったのは、なぜか。
答えはフルサービスガソリンスタンドでの給油なため、前回のように会話をしなければ読み物にならないから、です。ハイ。簡単な話ですみません。
そのままスルーをし続けようかと思ったのだが、編集長から「そういえば前にさ、セルフで入れたことないって言ってたよね? もう行った?」と突っ込まれた。チッ、何年も前の話憶えていやがったか……。
いまだに行っておりませぬと言うと、「オレの35に、セルフで給油すべし」という指令が降ってきた。
嫌なんだよね。怖いじゃん。
脳内で悪態をつきつつも、まぁ、自動車業界の端っこの端っこにぶら下がっている身として、セルフ給油の経験がないというのもある意味問題かと思い直した。
というのも、セルフのガソリンスタンドはここ数年で急激に増え、いまや全国で29637ヵ所あるガソリンスタンドの内、なんと10320ヵ所がセルフとなっているという調査を見ていたから。セルフ化率は上昇傾向なのだ(2020年3月末/石油情報センター調べ)。
気になるのは、30000ヵ所以上あったガソリンスタンドが2019年に29637ヵ所となったこと(とても驚いた!)だが、これはまた別のお話になるので、話を進めよう。
そんなわけで、次の給油タイミングはセルフにしよう! と誓ったものの、身体が拒否しているのか、給油タイミングに限ってセルフのガソリンスタンドがない。
きっとできなくはない、が……
自宅マンションの目と鼻の先にフルサービスのガソリンスタンドがあり、実家近くでいつも利用している場所もフルサービス。給油はほぼその2ヵ所で済んでしまっていたため、そもそもセルフにあまり馴染みがなかったのです。
もうひとつ理由がある「静電気で爆発が起こる」のが心配なのだ。私は人一倍帯電ちゃん(水を触ってもバチッとなることがある)なため、なにもないとしてもやはり怖い。乾燥している冬場などはなおさらだ。
利用したことがないとハードルの高さは上がっていく。出先で給油することがあってもセルフではないところを選んでいた。
とはいえ、お題を出されてしまってはしないわけにはいきません。カメラ担当を引き連れていざ出陣。
一度「は」経験しておくことを強くおすすめします
セルフのガソリンスタンド。一度経験すると、意外やそこまで怖がることはなかったな、と思えました。
免許取りたてのかたや、私みたいにきっかけがなくて行ったことがないかた、家族が乗ることが多くて自分が給油することはないというかたも多いかもしれません。
ですが前述したとおり、いまや3軒に1軒はセルフの時代となっており、今後も増え続けることを考えると、本当に必要なとき、セルフのガソリンスタンドしかない! という状況に陥ることもあるかと思います。
そのときに焦ってセルフスタンドの初体験をするよりも、家族やお友だちと出かけたときに練習をしておくことを強くおすすめします。一回でもやったことがあれば、安心ですからね。
え、私ですか? まぁ、このあとも数回経験したんで、もういいかな。だって、前回みたいにクルマ好きの人と話ができるのも、ガソリンスタンドの魅力のひとつですから!
次回【女性編集者、R35を……買う?! Vol.11】「やさぐれてても、R35に乗れば……」へ続く(12月22日更新予定)
【編集者ナコ、R35を……買う?!】は、フィクションがちょっこし入ったノンフィクションの連載となります(回数、期間、それどころか金銭的・能力的に購入できるかどうかも未定)。クルマの運転に自信がなくても、GT-Rに乗れるのか? そもそもGT-Rって日常使いできるクルマなのか? などなど、GT-Rを購入するにあたってのさまざまなハードルを大真面目に考察した、限りなく主観的な「R35との生活日記」となりますのでご了承ください。参考|一般財団法人日本エネルギー経済研究所 石油情報センター【外部リンク】