来る2021年、北米や日本で新たなエクステリアをまとうことが発表されているトヨタ・カムリ・ハイブリッドだが、このたび欧州トヨタが発表した欧州仕様の2020年モデルは、なんと早くもその新スタイリングをひっさげての登場となる。まずは新たな装いをご覧いただこう。
昨年(2019年)、14年ぶりにヨーロッパでの販売が報じられたトヨタ・カムリだが、当然ながら日本同様にハイブリッド専用車、カムリ・ハイブリッドとして販売されている。
このほど欧州トヨタから、カムリ・ハイブリッドの2020年モデルが発表された。
日本ではこの8月に一部改良をうけたばかりのカムリ・ハイブリッドだが、エクステリアは手つかずのまま。なぜなら本命市場の北米で来年(2021年)、ビッグマイナーチェンジが予定されており、それを受けてのマイナーチェンジがあると言われているからだ。
すでに北米での新たなエクステリアは予告されているのだが、今回の欧州市場向け2020年モデルは、いち早く、その新たなエクステリアを導入していることが注目される。
日本や北米では、カムリ・ハイブリッドには走りを訴えるスポーツ・スタイルの「WS」と、ラグジュアリー感を訴求するノーマルモデルの2通りのスタイリングが存在するが、欧州ではノーマルモデルに相当する1種のみの展開。
2020年欧州モデルは、アッパーおよびロワのグリルまわりを含んで新設計されたフロントバンパーにより、エレガントでダイナミックなフロントデザインとなったほか、17インチおよび18インチのアロイホイールのデザインも、繊細かつスポーティな印象を与えるツイストV字型スポークのものへと刷新。そして外装色には新たにディープメタルグレーが加わっている。
インテリアでは、新設計、9インチのフローティング・センターコンソールマウント・インフォテインメント・タッチスクリーンを、ダッシュボードのより高い位置に装着して視認性と使いやすさを向上。シートは新開発のベージュまたはブラックのプレミアムレザーか、ファブリック・インサートのブラックレザーが選べるという。
マルチメディアシステムも刷新されて操作性や応答性が向上したほか、現代では必須とも言えるAppleCarPlay®とAndroidAuto™の両方を組み込んでいる。もちろん、さまざまな交通状況での衝突を防止または軽減するアクティブセーフティ技術、おなじみのToyota Safety Senseも最新バージョンが搭載される。
おそらく来年、日本で予定されているというカムリ・ハイブリッドのビッグマイナーチェンジも、大筋、これに則ったものになるものと思われる。