三菱自動車はクロスオーバーMPV「エクスパンダー」の現地生産をマレーシアで開始した。三菱自動車が「エクスパンダー」の生産を行うのは、インドネシア、ベトナム、についで3カ国目となる。
「エクスパンダー」は、マレーシアにおける車両組立委託先であるHicom Automotive Manufactures Malaysia Sdn. Bhd.で生産され、同国の総販売代理店 Mitsubishi Motors Malaysia Sdn. Bhdの販売網を通じて今年11月から販売する予定だ。
「エクスパンダー」は近未来的なスタイリングと快適な乗り心地、高い走行性能において好評で、2017年にインドネシアで販売開始以来、大きな成功を収めており、「エクスパンダークロス」を含むシリーズ合計で、2020年9月末までの販売台数は約2万台に達している。
加藤隆雄CEOは生産開始にあたり、
「メイドインマレーシアの『エクスパンダー』をマレーシアのお客様にお届けできることを大変嬉しく思います。『エクスパンダー』のマザー工場であるインドネシア工場からは、これまでの完成車輸出に加え、マレーシアでの現地生産に伴う組立部品の輸出が増える計画です。三菱自動車は生産・輸出事業の拡大を通じ、各国の経済の発展に貢献していきます」
と述べた。