10月1日、日産自動車は3月にフルモデルチェンジした新型「ルークス」と、6月に日本市場に新規投入した「キックス」が、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「グッドデザイン賞」を受賞したと発表した。
ルークスは「クラスを超えたファーストカーとしての存在感」などが、キックスは「SUVならではの筋肉質感と上質性をあわせ持つスタイル」などが高く評価
ルークスは、広い室内と便利で快適な使い勝手、さらに運転支援技術「プロパイロット」をはじめとする多くの先進安全技術を搭載した軽スーパーハイトワゴン。軽自動車規格ながら一台ですべてをこなせるファーストカーとして、高いウエストライン、スリークなルーフシルエット、踏ん張り感のあるタイヤ位置など、基本要素を適正に配して洗練されたプロポーションが特徴。フロントは大型グリルと精緻に仕立てたヘッドランプにより、高い先進性と存在感を引き出している。
インテリアデザインは直感的で操作しやすい大型ナビをはじめ、使いやすい高さに揃えた収納、触感にもこだわった3種の内装コーディネイトなど、生活を彩るデザインとなっている。
今回のルークスの受賞は、「広い室内空間、使い勝手の良い後部席や荷物スペースや、タイヤを四隅に寄せた踏ん張り感のあるルックスが、クラスを超えたファーストカーとしての存在感を醸し出している。また、長距離ドライブから日常使いまで、家族全員の要求を満たす性能に仕上がっている。とくに運転支援技術プロパイロットなどの先進安全技術などを搭載することで、長距離ドライブ時の安全性と疲労軽減にも十分配慮されている」といった点で高く評価された。
キックスは、日産独自の電動パワートレイン「e-POWER(イーパワー)」を搭載した新型SUV。エクステリアデザインは、コンパクトSUVでありながら幅広い用途にマッチし、存在感を引き出すプレミアムなデザイン。精悍な「ダブルVモーショングリル」や特徴的な「フローティングルーフ」で、力強さとスタイリッシュさが表現されている。また、躍動感のある先進的なLEDヘッドランプにすることで、存在感を放っている。プレミアムホライズンオレンジとピュアブラックの2トーンは、自信あふれるスポーティさを最大限に引き出すボディカラーだ。
インテリアデザインは、わくわくする快適な空間とひとつ上のクラスを所有する喜びを感じる高級感を追求するとともに、タン内装とシームレスに仕上げた9インチナビモニターにより、モダンでプレミアムなインテリアを実現している。
今回のキックスの受賞は、「日産の電動パワートレイン『e-POWER』は、その機敏性と燃費性能からこの『キックス』のようなコンパクトSUVユーザーには最適なパワートレインである。SUVならではの筋肉質感と上質性をあわせ持つスタイルや、鮮やかなオレンジと黒の2トーンを主体とするカラーリングによる外装が、人の目を惹きつける」という点が高く評価され受賞に至った。
グッドデザイン賞は、1957年に創設された日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組み。デザインを通じて産業や生活文化を高める運動として、国内外の多くの企業やデザイナーが参加している。受賞のシンボルである「Gマーク」は、良いデザインを示すシンボルマークとして広く親しまれているものだ。