三菱自動車工業株式会社は、プラグインハイブリッドEV「アウトランダーPHEV」をプエルトリコで9月24日に発売したと発表した。
プエルトリコは、カリブ海北東に位置する人口約370万人の国(正確にはアメリカ合衆国の自治的・未編入領域)だ。
三菱自動車の執行役グローバルマーケティング&セールス担当のジョン・シグノリエロ氏は
「アウトランダーPHEVは環境性能を有するだけでなく、日常生活や非常時において車両から直接電力を供給することが可能で、コミュニティのレジデンス(災害時からの回復力)構築に貢献することと考えています。このアウトランダーPHEV投入により、プエルトリコのお客様に新しいライフスタイルを提案します」
と述べている。
アウトランダーPHEVは三菱自動車が誇るフラグシップモデルであり、電動化技術と四輪制御技術を融合した三菱の技術を結集させている。力強く滑らかで静かなEVならではの走りと優れた環境性能を有し、日常使用では主にEV走行、遠出ではハイブリッド走行に切り替えることが可能だ。また、車内2カ所のコンセントを通して最大1500Wまで出力し、アウトドアレジャーや災害などによる停電時において、家電製品等へ電力を供給することができる。
アウトランダーPHEVは世界で最も売れているプラグインハイブリッドEVで、欧州では2015年から5年連続プラグインハイブリッドカテゴリーの販売でトップとなっている。同車は、2013年に初のSUVのプラグインハイブリッドEVとして日本で発売してから、これまで世界60カ国以上で販売し、累計販売台数は26万台に達する。