メルセデス・ベンツは新型アロクスを初公開した。新型アロクスは建設系特装車用の大型モデルで、建設関連の輸送の完璧なパートナーになるために必要な品質を備えているという。
今回発表された新型アロクスの大きな特徴は、強力なエンジン、さまざまなドライブ構成、業界に適した車体の堅牢なシャーシだという。ユーザーが個々の条件に対応する独自の輸送ソリューションを構築できるように開発された。
先進装備も満載だ。GPSで地形、道路の曲がり角、交差点の形状、交通標識のデータなどを読み取り、その道路状況に適したギアと適切な速度を自動で変化させる高度なパワートレイン制御を搭載している。これにより、燃費が良く、外出先での快適性が高まるという。実際、このパワートレイン制御を搭載していないモデルと比較すると最大5%燃料効率が優れている。
またインテリアも大きく進化している。15インチの大型ディスプレイが二つ装備されており、最新のメルセデスの乗用車にも劣らない最新装備が搭載されている。ここにはナビゲーションや速度計だけでなく、車両の周囲に設置されるカメラからの映像を映し出すことができ、運転中に視界に入らない死角もカバーすることができる。ドライバーは関連するすべての運転および運転条件の明確な概要を把握できる。
なお、エンジンなどの詳細は後日発表される。
日本に導入されることはないだろうが、乗用車にも負けない先進装備満載のトラック、さすがメルセデスだ。