これまでの人生において、所有したり試乗したりした輸入車のなかからベスト3を業界人に選んでいただく本企画。岡本幸一郎さんは、「ランボルギーニやマクラーレン、そして他のフェラーリのどれと比べても、一番感銘を受けた」というフェラーリ458スペチアーレを第1位にチョイス。9000rpmで605psを発生する4.5リットル自然吸気エンジンは、世界遺産ものだ。
TEXT●岡本幸一郎(OKAMOTO Koichiro)
これまでいろいろなクルマに乗せてもらいましたが、これは!というクルマがいくつもあって、3台に絞るのが大変でした...。
第3位:ロールス・ロイス レイス(2013年-)
そんな中で3位に選んだのは、これまで経験した超高級車の中でもとりわけ印象的だったロールスロイス レイスです。とにかくあの雰囲気が最高♪ まずはあの独特のシルエットに目が点! この手があったとは そして後ろ側を軸に開くドアを開けて乗り込むと、驚くほど贅沢なインテリアに目が点! さらにはプラネタリウムのような光をちりばめたルーフにも目が点! そして走りもウルトラスムーズ! なんだかもう気分はスーパーセレブでしたよ。
第2位:テスラ・モデルS(2012年-)
2位は3年前に乗った、テスラ モデルSの当時の最強版、P100Dです。
このクルマは加速が最高♪ ローンチモードにチャレンジしてみたところ、それはもうかつて味わったことのない異次元の加速にビックリ! しかも音もなくタイヤが滑ったりクルマが暴れたりすることもなくスーッと走り出して、あまりに強烈な加速Gにアタマが後ろにもっていかれそうになるのだからなおさらスゴイ!
0-100km/h加速タイムというのは、5秒を切っていればけっこう速い部類で、3秒を切っていると相当なものなのですが、わずか2.7秒ですよ! ちなみに最新版は2.5秒だそうで。もっと速いということですね。いつか乗れることを楽しみにしたいと思います。
第1位:フェラーリ458スペチアーレ(2013年-)
そして1位はフェラーリ458スペチアーレ。これまでフェラーリやランボルギーニやマクラーレンなどのスーパースポーツにも何度か乗る機会があり、どれも素晴らしかった中でも、もっとも感銘を受けたのがコチラです。
とにかく走りが最高♪ 性能だけならもっと速いクルマもあるわけですが、458スペチアーレは標準の458と比べてもあらゆるものが一段上にある印象で、エンジンの吹け上がりもサウンドがあまりに素晴らしくてホレボレ! そしてハンドリングもこれぞまさしく意のまま! もうそのままずーっと走っていたくなってしまいました。やっぱりフェラーリは自然吸気がよかったですね。
僕は上記すべてチョイ乗りでしたが、こういうクルマを所有して好きなときに乗れる人が世の中には何人もいるわけですよね、うらやましい...。
【近況報告】
5月に越した新居の近隣のクルマセレブぶりがかなりのもの。BMW X5とアルファードの2台持ち、GLCとMINIクーパーSの2台持ち、BMW 6シリーズグランクーペとBクラスの2台持ち、Gクラス、Eクラス、GLS、ボルボXC90、レクサスRX、NX、アウディA4という感じ。でも一番気になるのは往年のジープチェロキーとカワサキZ2を所有する渋い6輪生活者さん。