9月17日、レクサスは一部改良を受けた「RC」および「RC F」を発売した。税込車両価格は576万9000円〜1432万円。
ボディカラーに新規色「ソニッククロム」を設定
2014年に発売された「RC」は、レクサスのエレガントかつエモーショナルなデザインと、走りの味を築いてきたモデル。「RC F」は5.0ℓV型8気筒の自然吸気の高出力エンジン、8速SPDS(スポーツ・ダイレクト・シフト)を搭載するとともに、パフォーマンスを追求したサスペンション、ブレーキ、空力パーツなどの専用装備を数多く採用。レーシングスピリットを受け継ぐ“F”モデルとして、レクサス車の運動性能向上をはじめとした、たゆまぬ進化をけん引してきた。
またRC Fをベースとしたレーシングカー「RC F GT3」で日本のSUPER GTや米国のデイトナ24時間レースなど世界中のレースに参加し、そこで得られる知見を車両開発に活かしている。
新型「RC」は今秋発売予定の新型「IS」とともに、レクサス独自の乗り味“Lexus Driving Signature”をより高い次元へと昇華させることを目指し、優れた操縦性や安定性、乗り心地の向上を実現。具体的には、スポット溶接打点の追加によりボディ剛性を向上したほか、スタビライザーバーの高強度鋼材採用や、リヤアッパーアームの高強度アルミ材採用により、ばね下質量の低減を実現した。
「RC300」では、2.0ℓターボエンジンの最高出力を発生させる回転数を5200~5800rpmに拡大。よりパワフルな加速フィールを提供する。一方、2.5ℓハイブリッドモデル「RC300h」では、アクセル操作に対する駆動力の制御を最適化することで、電動モーターがもたらすレスポンスの良さを際立たせ、ドライバーの意図に忠実でリニアな応答を追求している。
加えて電動パーキングブレーキ/ブレーキホールド、レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)、クリアランスソナー&バックソナー、ブラインドスポットモニター[BSM]、リヤクロストラフィックアラート[RCTA]を全車に標準設定し、安全装備を充実させた点も大きな特徴。ボディカラーは、金属質感と高光沢を実現した新規色ソニッククロムを含む全10色を設定している。
ソニッククロムはハイライトでの艶やかな光沢とシェードでの際立った陰影のコントラストで金属の質感を表現した新規色。レクサスの塗装技術「ソニック工法」を応用し、滑らかな表面が生む強い反射による陰影を実現している。ソニック工法とは塗料の体積を凝縮し薄い膜にすることにより、塗料内のアルミフレークを平滑に並べる技術で、反射をより強く表現することが可能だ。
一方、高性能版「RC F」は、マルチメディアシステムがSmartDeviceLinkのほか、Apple CarPlayやAndroid Autoに対応。iPhoneやAndroidスマートフォンを10.3インチワイドディスプレイと連携させることで、リモートタッチによる画面操作や音声操作が可能になるなど、利便性を向上させている。また、クリアランスソナー&バックソナーを全車に標準装備した。ボディカラーは新規色ソニッククロムを含む全6色を設定している。
●レクサス「RC」モデルラインナップ●レクサス公式WEBサイト「RC」●レクサス公式WEBサイト「RC F」
・RC300:576万9000円
・RC300 “バージョンL”:624万8000円
・RC300 “Fスポーツ”:629万9000円
・RC300h:621万7000円
・RC300h “バージョンL”:669万6000円
・RC300h “Fスポーツ”:674万7000円
・RC350:658万4000円
・RC350 “バージョンL”:706万3000円
・RC350 “Fスポーツ”:730万7000円
●レクサス「RC F」モデルラインアップ
・RC F:1042万円
・RC F “カーボンエクステリアパッケージ”:1122万円
・RC F “パフォーマンスパッケージ”:1432万円
※価格は消費税込み