新型タント、ロッキーに続いて投入されたDNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)採用の新プラットフォームやパワートレーン。さらには、先進安全機能やコネクティッド機能も進化を果たし、安全で楽しいクルマを目指したメカニズムが満載された!
REPORT●安藤 眞(ANDO Makoto)/編集部
※本稿は2020年7月発売の「ダイハツ タフトのすべて」に掲載されたものを転載したものです。
小さいながらSUVとしての機能も良好
全長及び全幅は、軽企画いっぱい。全高は1630mmと、長身車なら踏み台なしにルーフキャリアを利用できそう。運転席の高さはたんとより低く、よりロングドライブ向け。後席はスライド市内が、前後に身長180cm級が座れる空間は確保されている。最低地上高は190mmと、荒れた林道程度なら安心して走れる。
上方視界も良好で停車時に信号も確認できる
限られたスペースを最大限に使いやすく
操作性が考え抜かれたスイッチ
広大なガラスエリアでも暑さも日焼けも心配なし!
二次的効果で役立つ形状
フラットな床面に加え床下収納も充実
ダイハツの新基軸DNGAプラットフォーム
スイングドアへの対応とさらなる強度の向上
適材適所でより軽く高強度に
スポット溶接を効果的な箇所に集中採用
基本的な強度はDNGAで確保
DNGAプラットフォームの単体捩り剛性は、従来型プラットフォームに対して約30%向上。タフトの場合、「旧型」がないので比較はできないが、キャストアクティバあたりと較べても、確実に質の高さを感じることができる。
最新トレンド技術で力強いエンジン
パワーユニットはタントがフルモデルチェンジした際に刷新された「KF型ver.7」を搭載する。自然吸気仕様はシリンダーヘッドを刷新し、燃焼室をコンパクト化して圧縮比を向上。ターボ仕様は過給圧を高めて最大トルクを8Nm向上させ、より力強い走りを実現する。
エンジン型式:KF(ターボ)
排気量(㏄):658
種類・気筒数:直列3気筒
弁機構:DOHC12バルブ
ボア×ストローク(㎜):63.0×70.4
圧縮比:9.0
最高出力(kW[㎰]/rpm):47[64]/6400
最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):100[10.2]/3600
使用燃料:レギュラー
燃料タンク容量(ℓ):30
エンジン型式:KF(自然吸気)
排気量(㏄):658
種類・気筒数:直列3気筒
弁機構:DOHC12バルブ
ボア×ストローク(㎜):63.0×70.4
圧縮比:11.5
最高出力(kW[㎰]/rpm):38[52]/6900
最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):60[6.1]/3600
使用燃料:レギュラー
燃料タンク容量(ℓ):30
究極のポート噴射を実現する秘術
画期的な独自技術による新方式のCVT
地味な存在ながら効果絶大なパーツ
視線のブレを抑えて疲れにくい乗り心地を
悪路走破性を高めるグリップサポート制御
タントで初投入された新サスペンション
性能を落とさずにデザイン性を獲得
ダイハツ車初採用の電動パーキングブレーキは効率的に開発された
降雪地帯への対策も抜かりなし
交通標識の見落とし予防をサポート
夜間の歩行者との衝突も回避
白線のない路側も認識して逸脱を抑制
渋滞時の停車保持にも対応するACC
対向車や先行車を幻惑せず夜間走行の視認性を向上
細かな配慮が尽くされたスイッチ
ステアリングホイールのスポークに配置されたスイッチはタントの開発時に新設計されたものだが、「ブラインド操作しにくい」との声に応え、見直しを実施。従来型は円形スイッチが平板だったため、奥を押そうとすると、横にあるスイッチを同時に押しがちだった。そこで、押すべきところを盛り上げ、狙った位置を確実に押せるようにした。文字のサイズも約30%拡大し、視認性も向上させている。
クルマとスマホをつないで安全&便利に
スマートフォン連携ディスプレイオーディオは、全グレードにオプション設定。ディスプレイのサイズは6.8インチと9インチの2種類があり、どちらもダイハツコネクト&ダイハツWi-Fiがパッケージされている。
多彩な機能をスマホで利用できる