ホンダは9月1日、全国のHonda Cars(ホンダ カーズ)」にQRコード決済を導入したことを発表した。取り巻く市場環境の変化や、多様化する顧客ニーズに対応するための施策で、PayPayや楽天PayなどのQRコード決済を全国の販売店で一斉導入したのは、業界として初めてとなる。
キャッシュレス支払いの選択肢を広げると同時に、コロナ渦における新たな決済ニーズに対応
キャッシュレス決済市場は、さまざまな支払い方法が存在し、その利便性の高さから近年拡大を続けている。すでにコンビニエンスストアなどでの少額決済を中心に、QRコード決済は一般的になりつつあるが、今後はより多様な決済の場面でも利用が加速していくと考えられている。
これまでHonda Carsでは、Hondaがカード会社と提携して発行するクレジットカード「Honda Cカード(ホンダ シー カード)」、その他各種クレジットカードや電子マネーといったキャッシュレス決済が利用可能だった。今回、全国のHonda CarsにQRコード決済を一斉導入したことで、決済の利便性が向上し、多様なキャッシュレス支払いのなかからカスタマーが好みの決済方法を選択することが可能になった。これは同時に、「現金の受け渡しを避けたい」、「支払い時のやり取りを手短に済ませたい」といった、コロナ禍における新たな決済ニーズにも対応するものだ。
●Honda Cars「QRコード決済」概要
・導入QRコード決済:「PayPay」、「楽天ペイ(アプリ決済)」、「LINE Pay」、「d払い」、「メルペイ」、「au PAY」、「Alipay」、「WeChat Pay」、「銀行Pay」
・導入店舗:全国2395店のHonda Cars(U-Select店を含む)