「普通二輪(普通自動二輪)免許」は排気量400ccまでのバイクが運転可能。「大型二輪免許」は排気量を問わず、すべてのバイクに乗車できる、バイク免許の最高峰。かつて“ナナハン”と呼ばれた750ccはもちろん、“リッターバイク”と呼ばれるオーバー1000ccのビッグバイクも運転OK。バイクの楽しさが無限大に味わえるのが、この大型二輪免許なのだ。
REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
バイクの運転免許は1から7までの7種類。1(原付)とAT(オートマチック)限定のない2・4・6は、手動式クラッチ付ミッション車及びスクーターともに運転できるが、AT限定の3・5・7は、スクーターなどのクラッチなし車両のみ運転可能。
大型二輪免許 難易度★★☆ 取得可能な年齢:18歳
回顧録:1975年(昭和50年)、「大型二輪(限定解除)」は暗黒の時代に突入……
米国の“鶴の一声”で事態は急転!1996年(平成8年)より、大型二輪は「認定自動車教習所」でも取得に
「大型二輪免許」の取得方法
運転免許の取得方法は、「小型限定普通二輪免許」「普通二輪免許」と同じく、
1:公認の自動車教習所に通う
2:運転免許試験場で直接試験を受ける(一発試験とも呼ばれる)
の2通り。
「大型二輪免許(排気量を問わずに運転可能)」取得までの流れ
1:公認の教習所を利用する
教習所の入所前に覚えておくべし!大型二輪には「テクニック」「経験」「体力(特に筋力)」の3つが必要?
●公認教習所の基本的な入校資格
・年齢:満18歳以上(17歳の誕生日1ヶ月前から入校可能)
・視力:両眼で0.7以上(メガネ・コンタクト使用可能)
・色別:赤、青、黄色の識別ができること
・聴力:補聴器使用可能
・運動能力:運転に支障のないこと
注:各教習所により異なる場合あり
教習所での視力・聴力・運動能力などの適性検査で問題がなければ、「技能教習」と「学科教習」へと進む。
【技能教習】
・1段階:「走る・曲がる・止まる」の基本操作を練習
・2段階:交通ルールに従った基本走行や、危険を予測した運転を練習
・卒業検定(公認教習所での技能試験)で70点以上獲得すれば、教習所は卒業
【学科教習】
・道路交通法や交通ルールを学習
・「免許なし・原付のみ」は26時限だが、「普通自動車免許」所有者は1時限のみ
・「小型限定普通二輪免許」もしくは「普通二輪免許」所有者は免除
卒業後、運転免許試験場で適正検査と学科試験を受け(※普通自動車免許もしくは、小型限定普通二輪免許か普通二輪免許所有者は免除)、合格すれば、公認教習所の卒業者は「技能教習」と「応急救護講習」が免除されるため、免許が交付される。
2:試験場で直接受験する
一発試験に挑む時はもちろん、公認教習所を卒業後も、運転免許証の取得には、必ず住民票のある各都道府県の「運転免許試験場(運転免許センター)」に行く必要がある。
運転免許証取得の申請に必要なものは、
・本籍地が記載された住民票(発行後6ヶ月以内。コピー不可)
・顔写真(6ヶ月以内に撮影されたもの。サイズは縦30mm×横24mm)
・筆記用具(HB以上の鉛筆、消しゴム)
・認印
・メガネやコンタクトレンズ(視力が弱い場合)
注:試験場で直接受験するは、事前に住民票のある「運転免許試験場(運転免許センター)」に問い合わせておくこと。『運転免許試験場』『運転免許センター』『東京/大阪/愛知(管轄の都道府県)』等のワードで検索。
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大型二輪免許以外の、免許証の取得方法は?