先日、各都道府県警がこぞって、スピード取締り体制強化につながる物品調達を企んでいるという話題をご提供したが、探せば怪しい情報がいくらでも出てくる入札情報。今回は大阪府警と北海道警絡みのオービス情報を、特別大公開!
その1発! 大阪府内の高速道路に、固定式オービスが新設予定? ひょっとしてレーザー式?
大阪府警が府内を走る高速道路のどこかに、固定式オービスを設置しようとしていることが、入札情報の開示により、表面化している。
移動オービスの導入は他県に比べ遅れをとった(?)ものの、一昨年から固定式オービスのレーザー式化を独自に進めている、大阪府警。LHシステム、あるいはデジタル式L型オービスの撮影端末とレーザースキャンセンサーをドッキングさせた「LiH」および「Li」が、すでに一般道の4カ所に設置されているが、それだけにもしかして高速道路にも初お目見えさせるつもり? と勘ぐりたくなるというものだ。
あるいは、最近、巷で話題の「半固定式オービス」なるものか? 真相は不明だが、レーザー式移動オービス、LSM-300の実用性に数々の疑惑が生まれている今、強引に導入した警察庁のメンツにかけて、どこかでシステムを流用した新しいレーザー式取締装置が日の目を見る可能性も否定できない。当情報局も引き続き調査を続けていくが、大阪府内の高速道路で新規オービス、あるいは見慣れない装置をみかけたら、ぜひご一報を!
その2発! 北海道警がまたもや移動オービスを追加調達!
昨年、レーザー式移動オービス、センシスMSSSを導入し、さらに1台を追加調達した、北海道警。今やその運用範囲は生活道路はもちろんのこと、高速道路にまで広がっているが、この7月に、さらに1台を調達した模様。これで3台体制となるわけだ。
確かに移動オービスは、マニュアル通りに設置さえすれば、あとは勝手に自動的に取り締まりを行なってくれるスグレもの。警察官は近くに止めた1BOXの中から見守っていればいいというから、反則金集めのかき入れ時(観光シーズン)の機動力アップはもちろん、極寒期の命がけ(?)の取締りからも解放されるというものだ。しかも、運用中のレーダー式オービスは、レーザー式であるLSM-300に比べてその計測制度の差は歴然と言われているだけにまさにドライバーにとっては脅威が増幅することに他ならない。
ちなみに、警察庁(=国)からの移動オービス導入の補助金制度が今年度限りなので、さらに何台か追加調達される可能性もあり。スピードの出やすい直線道路(北海道はそんな道だらけだが…)や、制限速度の変わり目(50km/h→60km/h)などは、特に注意、ですよ!